2024年6月20日木曜日

漆掻き 目立て

2024年6月14日(金) 曇り

最高/最低気温12.3/9.5℃
平均/最小湿度93/82%

木の選定と目立てを行いました。今年は3名での漆掻きです。一人5本掻いていきます。
昨年もこの時期(6月16日)から漆掻きが始まりましたが、今年は暖かい日は30度近くまで気温が上がるような日もあり、すでに漆の花の蕾がついていました。去年に比べて今年はたくさん成っています。


目立ては、できるだけ短く傷をつけます。木に刺激を与えて、漆を作り出させる役目を持っています。この目立ての位置が、これから辺(傷)を伸ばしていく基準になるため、樹形や節、枝、幹の割れを鑑みて作業していきます。厳しい環境下で樹齢を重ねているため、ゴツゴツした樹皮の木が多く、鎌ずり(皮を剥ぐ作業)に苦労しました。




網走うるしの会では、週に一度(7日ごと)メンバーでまとまって漆掻きをするので、目立ての間隔は1尺です。採取後は伐倒するので幹の二面(両側)に傷を入れていく「殺し掻き」を行っています。

来週は上げ山です。
熊と蜂に気をつけて頑張ります。

記録:菅原咲

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